ドバイの経済

アラブ首長国連邦(UAE)の首長国の一つであるドバイは、石油産出国ではあるものの、サウジアラビアやクウェートと比べるとかなり遅れて生産を開始した国です。

ただ、その頃から石油埋蔵量が少ないことがわかっていたため、将来来るであろう石油の枯渇に備えて、石油の利益を元にそれに頼らない経済基盤を築き上げようとしています。

元々交易活動の拠点であったドバイには、世界中からたくさんの企業が居を構え、巨大ビジネス都市として発展しました。特に、ジュベル・アリ・フリー・ゾーンは、投資の自由や外国人労働者の雇用の自由を完全保障する経済特区で、物流の拠点として経済発展に大きな寄与を果たしました。

2005年の経済成長率が16%というとてつもない数字を叩き出すなど、ドバイの成長はめざましいものがありますが、金融危機と原油価格急落の影響で、その神懸かり的な成長にも陰りが出てきていて、2008年11月12日を契機とした不動産価格の下落により、それに一掃の拍車がかかっているといわれています。

世界的な不景気の中で、ドバイがどのように立て直し、成長を遂げていくのかにも注目が集まっています。

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